2021/05/10【スタッフブログ】山内
いつもお世話になっています。
山内です。
今日は、いつもお世話になっていて、
しかもブログまで読んで下さっているあなたのために、
私の物件紹介文の書き方を特別にご紹介したいと思います。
ある意味、企業秘密の部分でしょうか。
なので、同業他社の方は、
いますぐ閉じるボタンを…もちろん押さないでいいですが(笑)、
なにか1つでもヒントをキャッチしていただければ幸いです。
といっても、私の書いた紹介文は賛否両論ありまして、
誰にでも好かれる文章ではないことを、先にお伝えしておきます。
むしろ、私の書いた紹介文が刺さるあなたは、
ちょっと少数派の変人のおそれがあります(笑)。
言い過ぎました、それではさっそく、
企業秘密(私個人のですが)を明かしていきます。
まず、物件紹介文の最初の一文は、
物件検索画面に沢山の物件が並ぶ中で表示される「顔」です。
人は見た目が9割、とか何とかベストセラーがありましたが、
物件のクリックされるかどうかもファーストインプレッション(第一印象)で決まります。
なので、最初の一文が持つ役割は、たった1つだけです。
それは、クリックしてもらうことです。
むしろ、クリックしてもらう以外の目的を、
最初の一文に与えてしまってはいけません。
「おっ、なんだこれは?」
「一体、どういうことなんだ?」
といった小さな疑問を投げかけ、
小さなストレスを与えます。
この小さなストレスを与えられた読み手は、
無意識にその「答え」を見つけようとしています。
この見つけようとしている勢いを使って、最後まで一気に読ませることが、
物件紹介文のコツを一言で言い表したら?的なやつの答えです。
次の二文目からは、以下の2つを与える意識をします。
「ああ、なるほど!」
「えっ、どういうこと?」
小さなストレスを解消させながら、
また次の小さなストレスを与えて勢いをつけて、
また解消して、与えて、解消して・・・
と、読み手を引っ張っていく意識です。
むしろ、引っ張っていかないと、
知らない人の書いた文章なんて、
誰も読みたくないのが本音です。
物件を探していて、
情報を得るために我慢して仕方なく文章を読んでいる、
というのが大半で、
残り人たちは紹介文を読んですらいないはずです。
(熟読するあなたは、たぶんちょっと変人です笑。)
誰も読みたくて読んでいるわけではないのですから、
読みたくなるようなフックを散りばめます。
フックというのは、
ピーターパンに出てくるフック船長のかぎ爪みたいに、
読み手の意識にガチャっと引っ掛けて引っ張る部分です。
読んでいると次第に勢いがなくなってくるため、
勢い補充のために、フックを用意します。
最初の一文が一番大きなフックであり、
その効果が弱まってきたタイミングを見計らって、
また小さなフックを入れていく、というのを繰り返す。
あとは、特徴やメリット、ベネフィットを書くことよりも、
読み手が実際に住んだときに感じるであろう五感について、
なるべく具体的な言葉を使って表現することです。
不動産なので味や匂い、音については、なかなか関係ありません。
私も実際に書いた紹介文で、
焼き肉の匂いやコーヒーの匂いを書いたことがありましたが、
ちょっと無理のある感が出てしまっているのは否定しません。
やはり、なんと言っても視覚情報で攻めるべきだと思います。
読み手の頭の中のスクリーンに、
映像を描くことが、書き手の仕事です。
ストーリー性をもたせるほど、
読み手に強い印象とインパクトを与えることができます。
ストーリーを使わない手はありません。
あと、必ず抑えておきたいポイントが2つあります。
1つは前半でクリアする必要があり、
もう1つは後半でクリアする必要があります。
この2つの関門をクリアすることで、
物件紹介文のレベルが飛躍すると言っても過言ではないと思います。
前半戦の関門が、
「あなたに関係ありますよ」
というメッセージです。
読み手が最初に気にしていることは、
書いてあることが「自分に関係あるのか、ないのか」です。
「あ、自分には関係ないな」
と思った瞬間、興味のシャッターが下ります。
自分に関係のあることが書いてある、
と思わせることが、最初にクリアすべき関門です。
これを二文目以降でクリアします。
後半戦の関門は、
「今すぐ行動すべき理由」を提示すること。
理由付けはなんでもいいと思いますが、
理由付けしないのは、オファーのしない営業のように、
ただの雑談だったの?みたいな物足りなさを感じます。
この最後の関門をクリアするのが、
いちばん紹介文を書く上で難しいと思います。
ただし、前半戦の関門をクリアした上で、
この最後の関門をもクリアした紹介文は、
反応率が全く変わってくることをお約束します。
といっても、紹介文を書く機会があなたにあればですが・・・。
以上のテクニック的な話を、
事前にまとめたりもせず、思いつきで書き連ねましたが、
いかがでしたでしょうか。
山内は毎回毎回、テクニックを駆使して書いているのか?
と言われれば、答えはNOです。
だって、
紹介文を読んでいて、
明らかに「あ、これは〇〇のテクニック使ってるな」
と感じさせるような文章って、嫌じゃないですか。
なので、雰囲気と勢いを重視で書いており、
ときにはセオリーに反した書き方もしちゃっています。
しちゃっていますが、
「読み手を操作しようとしていて何かキモい」と思われるより、
「読んで面白かった!また読みたい!」
と思ってもらったほうが、得というのが表向きの答えで、
実際は「書いてる自分もおもろい」と思いたいためです。
なので、上記のセオリーを大体は踏まえて書いていますが、
脱線もしまくっているのが、私のスタイルです。
私の紹介文の隠れたファンがいてくださるのも、
スタイルに共鳴して下さっているのだと思っています。
感謝、感謝です。
本当はもっともっと、
紹介文について話したいことはありますが、
今回はこれくらいにしておきます。
ここまでありがとうございました!
それではまた!
■追伸
記事タイトルは、後から付けました。
なんとなく8選としてみましたが、
1.一文目には、クリックしてもらう以外の目的はない。
2.「ああ、なるほど!」「えっ、どういうこと?」を繰り返す。
3.フックを散りばめ、勢いを補充する。
4.視覚情報で攻める。
5.ストーリー性をもたせる。
6.「あなたに関係ありますよ」というメッセージを伝える。
7.「今すぐ行動すべき理由」を提示する。
8.
・・・、7選でした。
8つ目は、ご愛嬌ということで。
8.ちょっとだけ隙をつくる。
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