2020/04/09【スタッフブログ】山内
こんにちは。
山内です。
今回は、「文章がスラスラ書ける」ための、
必殺ワザみたいなものをご紹介したいと思います。
”必殺ワザ”なんて胡散臭い、ですよね。
まぁ、興味がお有りでしたら、
今しばらくお付き合いください!
5分もかかりません。
・・・という、明らかに読み手を意識した書き出しをしましたが、
「文章をスラスラ書ける」ためのコツは、ここに尽きます。
【今、この文章を読んでいる”あの人”】を意識することです。
もっと言うと、イメージするのは、
”あの人”の頭の中、です。
そもそも、不動産会社のブログでなぜ、
「文章の書き方」
について記事を書いているのか?という疑問があるかと存じます。
この疑問は、私が
『「文章をスラスラ書ける」ための必殺ワザを紹介します』
という一文を書いたことで生まれた疑問です。
思うに、文章というのは、
生まれた疑問を解決していく繰り返しではないでしょうか。
もし例えば、運動会の作文を書くとします。
何を書こう。
とりあえず、タイトルに、
「がんばった運動会」
と書きました。
とすると、
読み手はタイトルを読んだ瞬間、
「何をがんばった運動会なのだろう?」
という疑問が生まれているはずです。
究極、その作文は、
「何をがんばった運動会なのか?」
を書けばいい、ということです。
タイトルを書き、最初の一行目には、
「今年は、リレーの選手に選ばれなかった。」
と書いたとします。
すると、
この一文を読んだ”あの人”の頭の中には、
たくさんの疑問が生まれています。
『去年はリレーの選手に選ばれていたのだろうか?』
『どうして、選ばれなかったのだろうか?』
『選ばれなくて、どういう気持ちなのだろうか?』
『選ばれなかったのに、どう頑張ったのだろうか?』
こうした疑問を、順番に解決していこうと決めれば、
「何を書けばいいのか?」
という悩みは自然に溶けて消えていきます。
例えとして「運動会の作文」を出しましたが、
『作文の時間がツラかった』という方も多いかと存じます。
私もその一人でした。
放課後まで居残り残業で書いたこともありました。
そんな私でも、中学3年のころに書いた「税の作文」で、あることに気が付きます。
国税庁の主催する「税の作文コンクール」に応募する作文を書くことが、
社会科の夏休みの宿題として出されたのですが、
『”社会科の先生”の頭の中』
を強烈にイメージしながら書いてみたのです。
すると、
社会科の先生は「感動した!」と言ってくれたのに加えて、
応募した作文が「全国納税貯蓄組合連合会会長賞」というのに受賞したのです。
これは、函館の中では一番良い賞だったようで、
道内でも上から数えて何番目、という賞だったようです。
この経験から、
「”たった一人”の頭の中をイメージして書くこと」
のインパクトを思い知りました。
”たった一人”に響く言葉を選んでいくと、
たくさんの人にも響く文章になっているのです。
この必殺ワザを使うようになってからは、
文章を書くことが非常にラクで楽しくなりました。
すでにお気づきかもしれませんが、
私は「文章を書く」ということが好きなのです。
というより、「文章を考える」のが好きです。
好きなことだからこそ、
スタッフブログの記事のテーマにしようと考えました。
仕事や生活がインターネットとは切り離せなくなっていくほど、
「文章を書く」という機会は増えていきます。
インターネットは文字情報に特化した媒体だからです。
そして、新型コロナウイルスによって世界が分断されました。
物理的に分断された世界でも私たちが繋がっていられるのは、
インターネットの力によってです。
コロナ禍に耐えていくうえでより一層、
インターネットの需要が高まっていくはずです。
文字情報に特化したインターネット社会の発展は、
「作文を書かされる」機会が増えることを意味します。
・・・そんな中で、
「文章がスラスラ書けない」というのはツラい!
ちょっとおおげさですが、
私なりの小さな社会貢献として、
必殺ワザを公開してみようと思った次第です。
不動産の物件紹介文も、
この必殺ワザを使って書いています。
読んでくれる”たった一人”をイメージして、
頭の中に浮かんでいる疑問を解決する言葉を探して選んでいく。
「どっち?」と思っていたら、
『こっち!』と指定してみる。
「これはどういうこと?」と思っていたら、
『これはこういうこと!』と説明してみる。
「じゃあ、こういうこと?」と思っていたら、
「そう、そういうこと!」と書いてみる。
という繰り返しです。
イメージする”たった一人”は、誰でも良いかと存じます。
”あの人!”と、実際に誰かをイメージしたり、
”こんな人!”と、想像で誰かをイメージしたり。
読み手の頭の中で浮かんだ疑問の解決を繰り返すことが、
文章を書くことにほかなりません。
むしろ、疑問がまだ浮かんでいないなら、
疑問を生み出す一文を投げかければいいのです。
一文ですべてを説明できないため、
どんな一文でも、書けば疑問が生まれます。
つまり、書き出しはなんでもいいのです。
さて、長くなりましたが、いかがでしょうか。
この記事を読む前よりなんとなくでも、
「文章がスラスラ書けそうな気がする」
と思っていてくだされば、とってもうれしいです。
感想や質問などあれば、待ってます。
Mail:yamauchi@ryokuchi.co.jp
それでは、私の必殺ワザの公開でした。
ありがとうございました!