2020/03/15【スタッフブログ】山内

コロナをシュールに笑い飛ばせ!

こんにちは。

山内です。


新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、
不安感や暗い空気感が漂っています。

今回は、そんな暗い空気感を吹き飛ばしてくれる
”農林水産省”の動画をご紹介いたします。


この動画は、農林水産省の運営するYouTube公式チャンネルで配信され、
各SNSで話題となった問題作です。

といっても、問題行動or発言をしているわけではなく、
とにかく”シュールな笑い”を提供しています。



1分10秒と短い動画で、
冒頭は「農水省っぽい」真面目な内容となっています。

というより、真面目すぎて、逆に笑えてきます。

この真面目すぎる冒頭と、「農水省」の世間的なイメージを逆手に取った、
大きな伏線を”シュールな笑い”という形で回収する構造となっています。


あまり説明すると”感覚的な面白さ”が半減しそうなので止めますが、
映画『カメラを止めるな!』でも同じテクニックが使われていました。

映画冒頭にあえてクオリティの低いB級映画チックな映像を見せて、
「自主制作映画はこんなもの」というイメージを強化させ、
そのイメージを逆手に取った伏線回収をする、というものです。

それを農水省が「狙ってやったのか、たまたまそうなったのか」、
どっちなのか分からないという部分も含めて笑えます。


この「シュールでいい」と話題の動画ですが、
この時勢、
このタイミング、
農水省という立場が合致し、
絶妙な”シュールさ”を生み出しています。

動画で喋っている内容は、少しも面白くありません。

空気感や雰囲気が笑えるのです。

不安感や暗い空気感が漂っているからこそ
生まれる笑いがあってもいい
そうたくさんの人が感じたからこそ、
SNSで拡散され、話題になったのだと思います。


新たな元号「令和」が始まり、
東京オリンピックも控えている中、
異様に暗い空気感で幕を開けた2020年ですが、

「あの暗さは”夜明け”の前兆だった」

と振り返られる未来が待っているかもしれません。


直前に低くかがむほど高く跳べますし、
弓矢は強く後ろへ引かれるほど遠くへ飛べます。

「自粛、自粛」で溜まったフラストレーションが
大きなエネルギーの爆発へと変わり
日本、世界、そして、あなたにとっても、
”飛躍の一年”となることを祈っております。



ちなみに、今話題の漫画「鬼滅の刃」も、
物語の冒頭は異様に暗い空気感から始まります。

そして、主人公が苦しい戦いを乗り越えたあとは
”夜明け”が訪れる、というストーリーが印象的です。


たくさんの人の共感を生み、支持されているのは
時代の流れにマッチしているからだと思います。

暗い空気感は”シュールさ”で笑いに変え吹き飛ばし、
苦しい戦いを乗り越えたあとは”夜明け”が待っている、
という「鬼滅の刃」の世界観は、
まさに”今の時代の流れ”そのものではないでしょうか。

そんな世界観が、私はとても好きです。


人類と鬼との戦い、
ではなく、
新型コロナウイルスとの戦いに勝って、
希望に満ちた”夜明け”を早く迎えたいですね。

というわけで、
暗い空気感を吹き飛ばしてくれる、
素敵(?)な動画のご紹介でした。

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