2025/02/23【スタッフブログ】山内 売買

【本音公開】床下エアコンって正直どうなの?業界の闇に触れすぎました‥。(※記事削除注意)


「床下エアコン」って知ってますか?

私も最近まで知らなかったんですが、
これはすごいかもしれない。


緑地の売買担当の山内です。

新築から中古住宅まで、
かれこれ色んな家を売ってきました。


「家を売る」にあたって、

オープンハウス

を月に何度かやっていますが、
これは、ここだけの本音なんですが、

冬のオープンハウスは過酷以外の何物でもありません。

あ、こんなこと、表立って言えないので、
心にそっとしまっておいて下さいね。


オープンハウスでは、
朝の10時から夕方の16時まで
6時間ずーーっと物件で待機してるんですが、

「頭寒足熱」って言うじゃないですか。

頭を冷やして、足を温めると身体にいいよ、って。


オープンハウスでは、その逆をやるので、
冬のオープンハウスが終わった後は体調が悪くなります。

朝に冷え切った建物に来て、暖房を入れて、
お昼くらいにはやっと空間がじわじわ温まってきますが、
建物の床下は冷たいままなので、
足元の床は冷たいまま、頭はあったまり、

頭寒足熱の逆、頭熱足寒で過ごす6時間。

毎度体調が悪くなります。


なんですが、
今日は初めて美原5丁目の「床下エアコン」の家でオープンハウスをやって、
会社に戻ってこれを書いているのですが、
いつものあの体調悪い感じがないんです。


そもそも「床下エアコン」って何?というと、
文字通り、床下に暖房エアコンを設置して、
建物の床下をぽかぽかに温めて、

温かい空気は自然と上にあがっていくので、
床下から2階の天井まで、建物全体が同じくらいの温度にあったまる、
というシステムです。


むしろ床下がいちばんあったかくて、
上に行くほど温度は少しずつ下がっていくので、

家にいるだけで
「頭寒足熱」
になっているんですね。

人生でいちばん快適なオープンハウスでした。


で、快適なのはいいけど、
気になるのは「高いんじゃないの?」っていう
お金の話だと思います。

実は「床下エアコン」で頭寒足熱の快適空間をつくるには、
建物の気密性をめちゃめちゃ高め、
ハイパー高断熱のハイスペックにしないといけない。

なので、建てるのにお金が掛かります。


今回の物件は3,600万円。

諸経費も入れて住宅ローンを40年組むと、
月々9~10万くらいです。
(もちろんボーナス返済はなし)

高いですか?


ちなみに、コスト削減して建てた2,600万円のローコスト住宅の場合、
同じ条件で住宅ローンを組むと、
月々6.5~7.5万くらいで、

あれ、やっぱ2.5万くらい高いじゃん、
と思ってしまい、みんなローコスト住宅を買ってしまう世の中。


いやいや、毎日、そして何十年も住む家ですよ。


私が業界を代表して謝ります。


「分かりにくくて、ほんとすみません。」


家を買うには、
「物件価格+諸経費+光熱費」
を計算に入れないと、
実際に安いのか、高いのかは分からないんですよ。


めちゃめちゃシンプルにして、計算します。

いや、「計算」とか言うと
「めんどくさそう‥」って気持ちが
ふつふつと湧いてきますよね。

私も正直、計算過程を書いていくのも面倒なくらい。

でも、計算しないと分からない本当の真実。


□床下エアコンの家(3,600万)の場合

諸経費入れて住宅ローンを40年組むと
月々9~10万。

暖房光熱費は実際のデータを取って、
さらに理論上の計算もした結果、年間15万。


で、もう一つのからくりを明かすんですが、
太陽光発電システムが入ってます。

詳しい説明は省きますが、
10年後から暖房光熱費が太陽光発電により0円になります。

‥意味がわからないかもしれないですが、
そういうふうに作った家なのです。

(ひとことでいえば、10年間は暖房光熱費が掛かる代わりに、
 太陽光発電システムを激安、というか無料で設置してる、という仕組み。)


なので、
ローン返済を月10万として40年、
そして暖房光熱費は年間15万円が10年間だけ。

合計すると、
40年住んで掛かるのが

「「4,950万円」」

です。


□ローコスト住宅(2,600万円)の場合

諸経費入れて住宅ローンを40年組むと、
月々6.5~7.5万。

暖房光熱費は理論上、年間25万。

こちらは40年間掛かります。


なので、合計すると、
40年住んで掛かるのが、

「「4,600万円」」

です。


あれ、350万円ローコスト住宅の方が安い?

‥まだ秘密があります。

なぜ「床下エアコン」の家は10年後から暖房光熱費が掛からないかといえば、
太陽光パネルで発電した電気を売って利益が出るからです。

掛かる電気代よりも、売る電気代のほうが大きいから、
暖房光熱費が掛からなくなるんですが、
本当は、掛からないどころか、むしろプラスになります。


買う電気代と売る電気代の価格が、
10年後、20年後、30年後にどうなってるか、
なんとも言えないところもあるので理論上にはなりますが、

仮に月1万プラスだったとしても、
30年で360万円。

‥追いついてしまうんですね。


まとめると、

□3,600万円の「床下エアコン」の家は、
 40年間の「物件価格+諸経費+光熱費」=4,590万円

□2,600万円のローコスト住宅は、
 40年間の「物件価格+諸経費+光熱費」=4,600万円

と、払う金額が同じくらいになってしまいます。


そして、まだあります。

最初に私が言っていた、
「頭寒足熱」の身体に良い快適空間が
同じ金額を払ったのにプラスで得られるんですよ。

正直、毎月1万円多く払ってでも
「床下エアコン」の快適空間は手に入れる価値があると私は思ってますが、
(冬の6時間のオープンハウスで確信しました)

お金が掛からずに手に入るなら、
どっちを選べばいいのか?は、
言うまでもないと思います。


・・この事実が、あまり広まっていないという。

わかりにくいんですよね。

この暖房光熱費の部分を説明しようとすると、
どうしても「計算」が必要になる。


「計算」の説明なんて
分かりやすくしようがないし、

みんな毎日仕事や家事、育児で忙しいんです。

普段生きてて「40年後までの計算」なんて、なかなかできないって。


なので結果的に、
わかりやすく、金額的に安く“見える”ローコスト住宅を買って、

実は同じお金でハイスペックの快適空間が手に入るという事実を
知らずに40年間を過ごすという・・。


あまり大きい声では言えない話ではあるのですが、
リフォーム住宅は、もっと暖房光熱費が高いですよ。

古い家を買ってフルリフォームして、
「新築よりも安く買えた!」
と喜んでいる人には、とてもじゃないですが、
教えたくない話です。


絶対に教えたらダメですよ。

家を買うor建てるなら、
ある程度ちゃんと建物(というか性能)にお金を掛けて
「ハイスペック(=高断熱高気密)」
にするべきですね。


また、これも大きい声では言えないですが・・・、
デザインや広告費にお金が掛かってるだけで性能はいまいちな
「自称ハイスペック住宅」
にはもっと注意が必要です。

まあ、高額リフォーム住宅よりはマシですが・・。


ちょっと、本音と業界の闇に触れて話しすぎました。

もしこの記事が消えたら、察して下さい。


というわけで、
「3,600万円」と表面的には高く見えますが、
実はローコスト住宅と比べてもそんなにトータルコストが高いわけじゃなく、
むしろ、同じくらいのコストでハイパー快適空間が手に入ります。

いま、現状ではベストな選択肢なのではないでしょうか。


私も仕事柄、色んな家や設備を見てますが、

もし私が今、家を買うor建てるとしたら、
この「床下エアコン」にすると思います。


もっと言うと、実は10~5年前くらいまでは、
ローコスト住宅を買うのがコスパ最強でした。

まあ、ローコストな分だけ冬は寒いし暖房光熱費は高いですが、
それ以上にすっごく安く建てられたから、
ハイスペックにして暖房光熱費を抑えても追いつけなかった。


けど、コロナショックやら、ウクライナやらで、
建築費が高騰、物価高騰、ガソリンや電気代など軒並み上がった結果、
ローコスト住宅は「表面的に安く見える」けど、
ハイスペック住宅が長い目で見ると勝てる時代になった、

という変化が、実はここ数年で起こっていたのです。


知ってましたか?

知らないですよね、わかりにくいですから。


というわけで、10~5年前は、
「ローコスト住宅を買う」のがベストな選択肢だったので、

すでにその頃にローコスト住宅を買った方は、
言葉を選ばずに言うと勝ち組です。

よく安い時期に買えました、羨ましい、という感じです。


けど、今はローコスト住宅が安くないので、
ベストな選択肢が変わっていること、時代が変わっていることに気づくと、

自ずと、あなたにとってのベストな選択も変わるんじゃないでしょうか。


それでは、今回は以上です。

お読みいただきありがとうございました!


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