2025/06/24売買
こんにちは!
売買部のYです。
今回は、前回よりスタートした
「不動産屋のお仕事の裏側(?)シリーズ」
の第2回と、
あとは、1つ告知をします。
では、
さっそく不動産屋シリーズ②は、
「 「 不動産のことを調べる 」 」
です。
「不動産」というくらいなので、
家とか土地とか、マンションとか、
動かない、というか持ち運べない財産なので、
現地に行って色々調査する、というのも
もちろん大事なんですが、
実は、不動産の情報って
【ネット】と【市役所】で
かなりの部分が集まるんですよ。
以前の記事でもチラと触れましたが、
ネット上で(というか、「法務局」という国の施設で)、
不動産の
☑所有者の住所とお名前
☑過去の所有者と、所有者が変わった経緯
☑面積とか築年数とか色々
なんてことが、ぱっといつでも誰でもお金さえ払えば分かります。
土地の図面や建物の図面なんかも
同じようにネットで取得できるので、
「この不動産を売って下さい!!」
と頼まれた時は、必ず、
ネットで(法務局のネット版で)
その不動産の取得できる情報を全部集めます。
(実はこの手数料で数千円の経費が掛かってます‥。)
そして、例えば函館の物件なら、
「函館市役所」の3階と4階に行くと、
【その物件があるエリアは、どんなエリアなのか?】
という情報を調べることができます。
これって、すごく重要なことなんです。
だって、3階建ての家を建てようと思って土地を買ったのに、
いざ、家を建てようと思ったら
法律「ダメでーす、このエリアは2階建てまでしか建てられませーん」
と法的に制限が掛かってしまうことがあるからです。
逆に、平屋のひろーいお家を建てて、
どの部屋も南向きに面して日当たり良いぞ、よしよし、
と思って暮らしていたら、
ある日突然、
道路を挟んで向かいの土地に5階建てのマンションが建ちました。
日の光はもうほぼ入りません。
みたいなことがあるエリアかどうか?が、
市役所に情報があるので、必ず調べるわけです。
少し踏み込んだ話をすると、
「 「 都市計画道路 」 」
という厄介なもの(?)もありまして、
なにかといえば、
市役所「将来的に、ここに道路ができますよ。なので、いつか買収になります」
という未来の道路の計画が、
土地の上に設定されていることがあります。
具体的に例を出すと、
日吉のインターチェンジを下りたところの
ツルハとアークスの前の道路はすっごい広いのに、
山の手に向かって一気にぐぐっと狭くなるの分かりますか?
実はあそこ‥、あの広さのまままっすぐに伸びる計画があるんです。
アークス前の広さのまま道路が、産業道路まで伸びる計画があります。
将来、函館市が「やるぞ!」と言ったら、
あの道路の周りの土地や建物は「買収」といって
要は“立ち退き”に合うわけですね。
っていうのを、ちゃんと調査しておかないと、
買った人が「知らなかった!!!」と困ってしまうかもしれないので、
調べて、しっかり説明をします。
もちろん、現地でも色々調べることはあるのですが、
とりあえず今回は「ネットと市役所で調べる」についてお話しました。
不動産は高額な取引なので、
売る方(売主と不動産屋)はちゃんと説明をして、
買う方もちゃんと説明を聞いて理解して、
っていう、「しっかりした取引」が大事なんですが、
不動産について何も知らない人が説明を聞いて
いきなり理解しろ、っていうのもなかなか難しいですよね。
100円の消しゴム1個買って、
思ったのと違った、我慢しよー。
っていうのと、
1,000万円の中古住宅を買って、
思ったのと違った、我慢しよー。
っていうのでは、
人生に与えるストレスも影響も段違いなので、
・・大事なことを言いますよ・・?
不動産の選び方も重要ですが、
“不動産屋”の選び方、“担当者”の選び方も
同じくらいかそれ以上に重要、
っていうのを、覚えておいて頂けたらなと。
それでは、今回は以上となります。
ありがとうございました。
っと、忘れてました。
1つ告知がありました。
この弊社、㈱緑地のブログですが、
これからは色んなスタッフが更新をしていくことになりました!
なので、次回以降は、売買部のY以外の記事がアップされますよ。
色んな角度から㈱緑地を知って頂けたらなと。
それでは今度こそ、ありがとうございました!